2011.5月号
まずは3月の東日本大震災で被災されました皆様方には心からお見舞い申し上げます。支援活動で個人的に現地に向かわれた連携医の先生もいらっしゃるとお聞きしました。頭が下がる思いです。被災地での復興が着実に進むことをお祈りいたします。
さて、昨年度末に城南7歯科医師会より総合病院、大学病院宛てに病診連携に対する率直なご意見を頂きました。紹介患者さんを拝見する際のマナーについてですが、病院側においては、1.受診・治療経過の報告 2.依頼事項に基づいた治療 3.紹介医、紹介患者への配慮 を再度確認することを求められました。これらはごく常識的なことであり、コメントいただくこと自体恥ずかしいことです。当院の医療連携システムは全国に先駆け早い時期から取り組んでおり、現在では十分熟成された感がありますが、逆にスタート時の想いが薄らぎ、おざなりになっているところも出てきたのかもしれません。病院スタッフも地域の患者さんや諸先生方に評価されていることを忘れずに、日々の仕事にあたらなければならないと思います。地域医療支援病院として、診療所の先生方が患者さんに病院を紹介してもらったことを感謝されるような治療内容、サービスを心掛けていきたいと考えています。
新年度を迎え、当科の新しい仲間の紹介です。2年間の研修を修了した竹下昌完先生に代わり松下亜由美先生(神歯大卒)がスタッフに加わりました。学生時代はアーチェーリー部に所属し、そば打ちが趣味(日本酒も大好き)で根性のある新人です。久しぶりの女性研修医を迎え、ますます明るい歯科口腔外科にご期待ください!